石川の歴史遺産セミナー(リレー講義)
第44回「災害の記憶と向き合う」
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能登半島地震からまもなく3年、住まいやなりわいの再建と地域の復興が進む中、災害遺構の保存活用や語り部の活動など、この災害を後世に語り継ぐための動きが注目を集めています。一方で、今でも被災の記憶に苦しむ人や、喪失感や悲しみが拭えない人も多いのではないでしょうか。災害にまつわる自身の経験や記憶を、どのように整理し、心の中で折り合いをつけていくのか、被災者や被災地に関わった人がそれぞれ抱える課題であると考えます。
今回の歴史遺産セミナーは、リレー講義の形式で、フィールドワークを基盤とした災害文化研究の成果をもとに、災害の経験・記憶を伝えるための試みや、災害死のとらえ方について取り上げます。決して簡単ではない、災害の記憶と向き合うということについて、改めて考える契機となれば幸いです。
- 第1回 令和8年11月15日(日)
「災害文化とミュージアム」
講師:林 勲男氏(国立民族学博物館名誉教授/人と防災未来センター震災資料研究主幹)
災害文化とは、地域社会が災害経験から学び、継承してきた知識や価値観、行動様式などを指します。災害が頻発化、激甚化している現在、あらためてミュージアムにおける災害展示について考えてみます。
- 第2回 令和8年11月28日(土)
「幽霊現象と愛おしき死者たち — 悲しみを抱えて生きるための社会学」
講師:金菱 清氏(関西学院大学社会学部教授)
阪神・淡路大震災、東日本大震災の事例から、残された人々が体験する幽霊現象や死者との体験に着目。社会学の視点から、喪失の悲しみを抱えて生きる人々にとっての『愛おしき死者たち』との関係性や、生きていくための意味を読み解きます。
- 第3回 令和8年12月5日(土)
「海難死者と魚類の供養」
講師:川島 秀一氏(神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員)
海に囲まれた列島に生きる人びとは、幾度も津波や海難事故に遭いながら、死者と生物に対する継続的な供養のなかで、その出来事を伝えてきました。西欧的な発想からは至らない、生物観・生死観・災害観から災害伝承を捉え直します。
※1回ずつの受講が可能です。
- 第1回 令和8年11月15日(日)
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- 日 程
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2026年11月15日(日)
2026年11月28日(土)
2026年12月5日(土)
- 時 間
- 各回とも13:30~15:00(13:00開場)
- 会 場
- ワークショップルーム (第2棟2階)
- 申込方法
当館ホームページのイベント参加申込フォームまたは往復はがきにて。
- ※往復はがきの場合は、第○回イベント名・お名前(備考欄に参加者全員)・ご住所・電話番号をご記入ください。
イベント参加申込フォームはこちら
- 定 員
- 各回先着80名(当日受付可、前日までの事前申込優先)