クリックすると写真を拡大することができます。
松尾芭蕉が弟子の句空(くくう)に宛てた手紙。1691(元禄4)年秋頃のものと推定される。芭蕉は当時金沢の卯辰山に庵を結んでいた句空から、草庵の壁に掛ける兼好法師画像の賛の依頼を受けた。それに答えて「秋の色ぬか味噌つぼもなかりけり」「しずかさやゑかくる壁のきりぎりす」の2句を詠み送ったもの。文中最後の署名に「芭蕉末」とあり、「末」が付く例はなく珍しい。
時代で絞り込みした場合はチェックしてください。時代のみで検索したい場合は、検索窓を空欄で検索ください。