豊臣秀吉朱印状(上木家文書)(とよとみひでよししゅいんじょう(うえきけもんじょ))
秀吉と北政所へお歳暮として着物2領が届けられたことへの礼状。朱印は秀吉の印章で「糸印」と呼ばれている。宛名を欠いているが、本来は折紙と考えられ宛名部分とともに下半分も切除されたものである。
今枝直方編「後撰芸集」(貞享2年、1685年)によれば、宛名が「羽柴結城少将とのへ」(朱字は秀康卿也)とあるため、上木の朱印状はこの記録の原文書とみられ、天正18~慶長2年(1590~1598)と考えられる。
- 時 代
- 戦国時代
- 文化財
- 石川県指定文化財