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六十余州名所図会「能登瀧之浦」(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ「のとたきのうら」)

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 1枚。紙本木版刷。
 六十余州名所図会と言えば初代歌川広重の大判錦絵がよく知られ、その1枚に1853(嘉永6年)刊の「能登瀧之浦」があり、奇岩に富んだ風景が見事である。本図は、構図が広重本とほとんど酷似し、縦判か横判かの違いであり、風光明媚な能登金剛の景色を表す。大坂で活躍した浮世絵師の初代長谷川貞信(1809~1879)が、広重本を範として作成したのであろう。

時 代
江戸時代 19世紀
寸 法
縦24.7cm
横36.5cm
作 者
長谷川貞信
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