六十余州名所図会「加賀金沢八勝之内蓮湖之漁火」(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ「かがかなざわはっしょうのうちれんこのいさりび」)
1枚。紙本木版刷。
浮世絵師初代歌川広重(1797~1858)の「六十余州名所図会」シリーズの内の1枚である。六十余州名所図会は日本全国の名所絵69枚に目録1枚を加えた70枚の揃物で、季節感豊かな自然の美や風物を、遠近法を駆使し美麗に表した縦長の大判錦絵である。
蓮湖は金沢平野の北部に位置する河北潟のことで、湖面には多くの小舟に灯された漁火が浮かび上がり、群がってくる魚を獲る漁労の風景を表している。
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- 時 代
- 1853(嘉永6)年
- 寸 法
- 縦34.6cm
横25.0cm
- 作 者
- 初代歌川広重