2幅。絹本墨画。 暗雲たちこめる雲間から身をくねらせ、凄みのある目で睨む龍を対幅に表している。龍の髭や角、爪や鱗の表現など、なかなか手馴れた確かな筆致で描き、水墨を基調に僅か淡彩を交える。 森西園(1783~1859)は父が金沢の絵師森寒峰で幼少より絵を好み、岸駒に師事し、後に長崎に赴き明画風な画体を研究し、殊に方西園の画風に傾倒して西園と号した。帰郷後は加賀藩に仕えた。
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