竹裡弾琴図 (ちくりだんきんず)
1幅。紙本墨画淡彩。
中国の高士が墩に腰かけ膝に琴を置き、弦をつまぐり琴の音を奏でている。前方に脚の長い高卓が置かれ、上には香炉と香合、筒に香道具が入れられ、野外での文人の風雅な様相や世界感が表され、背景に篠竹が描かれて絵を引き立てている。
現在の羽咋市滝町出身で、江戸時代後期に活躍した南画家の山崎雲山(1771~1837)の佳品であり、篠竹の表現に雲山の特徴がよく表れている。
クリックすると写真を拡大することができます。
- 時 代
- 江戸時代 19世紀
- 寸 法
- 縦124.5cm
横26.2cm
- 作 者
- 山崎雲山