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瀟湘八景図屏風       (しょうしょうはっけいずびょうぶ)

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 10曲1隻。紙本墨画。
 瀟湘は中国湖南省にある洞庭湖の南の瀟水と湘水の合流するあたり一帯で、風光明媚な景勝地として知られる。瀟湘八景はその八つの地を選んだものであり、瀟湘夜雨、山市晴嵐、遠浦帰帆、漁村夕照、烟寺晩鐘、洞庭秋月、江天暮雪、平沙落雁をいう。この画は北宋の文人である宋迪がはじめたと言われ、その後、画題として成立し、我が国でも室町時代に漢画系の絵師たちによって描かれた。もとは巻子であったものを切断し、屏風装としている。
 池野館了(1753~1830)は現在の志賀町赤住の恩敬寺14世住職で、南画をよくし、「能登の大雅堂」と称せられた画僧である。

時 代
江戸時代 19世紀
寸 法
総縦119.0cm
総横385.6cm
作 者
池野観了
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