蓋表は山水を薄肉彫(うすにくぼり)で表し、一部に螺鈿(らでん)を埋める。蓋裏は、仙人が岩に腰掛ける姿を螺鈿・石・象牙・唐木などを用いて表す。蓋表には「米僊下絵 一山造 紫檀硯箱 壱面」と書かれるが、本体の身底面に「一山(花押)」の刻銘がある。さらに、付属する銀製の水滴底面には「山川造」の刻銘がある。
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