加賀国菅笠ヲ造ル図(かがのくにすげがさをつくるず)
「大日本物産図絵」(1877年・明治10年、既存118葉)のうちの加賀国の分。3代広重は本名安藤徳兵衛、一立斎と号した。浮世絵と西洋画を巧みに折衷した開化期の画家として知られる。本シリーズは英国のリチャード・レイン博士によって称賛され、世界的な名声を博した作品である。
菅笠は加賀を中心として生産された特産品で、金沢にも笠市町の町名が残る。
- 時 代
- 1877(明治10)年
- 寸 法
- 縦36.7cm
横24.9cm - 作 者
- 3代安藤広重/画