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博覧会記念金沢市街図(はくらんかいきねんかなざわしがいず)

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 「産業と観光の大博覧会」は昭和初期の経済不況に際し、地域振興を期して金沢市、金沢商工会議所が開催した大規模な博覧会で、1932(昭和7)年4月から6月にかけて、市内出羽町練兵場と旧金沢城内本丸を会場に、大いに賑わった。50余日間の会期中の入場者数は50万人を超え、観光を中心に地域振興に効果があった「一大イベント」とされる。上海事変のさなかに開催されたこともあり、戦時色が加わった博覧会としても注目された。
 同資料はこの時作成された広報宣伝用印刷物の1つである。大阪毎日新聞社金沢支局が発行し、印刷は市内大村精版印刷が請け負っている。
 表面は多色刷りで金沢市街の地図を描き、博覧会の第1・第2会場、市内電車の路線が朱で加筆されている。裏面は単色刷りで「博覧会案内」と題し、博覧会の会場鳥瞰図、市内電車略図、市内の名所の写真を掲載している。

時 代
1932(昭和7)年
寸 法
縦38.2cm
横53.9cm
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