上部に｢松任驛發汽車時間表｣、下部に｢運送業 倉庫業／内國通運株式會社／松任取引店　鶴来取引店／関徳右エ門｣と印刷された時間表で、松任で運送業と倉庫業を営む関徳右エ門が顧客に配布したと思われる。松任に汽車が開通したのは、官設鉄道北陸線が小松から金沢まで伸びた1898(明治31)年で、さらに｢内國通運株式會社｣とは日本通運の前身で、1875(明治8)年に陸運元会社から改称し、1928(昭和3)年に国際通運株式会社と改称されるまで存続したので下限が1928(昭和3)年に絞られる。

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