金沢銅器会社製品実態図並模様図(かなざわどうきがいしゃせいひんじったいずならびにもようず)
花文等をモチーフとした銅器の製作下絵図。角形の銅器(薄端)の実態図と飾壺の製作にかかる図面。「四分一或いは赤銅、青金、焼金、素赤、銀」等の使用素材の区分が記されているほか、台が紫檀であることや地紋を浮き彫りで施すことなどが指示してある。彩色された飾壺の図面には首の部分に「菊花紋」がみえる。「調度局」の印も押されており、皇室への献上品あるいは注文品であったとも推測される。
金沢銅器会社/製
- 時 代
- 明治10年代
- 寸 法
- 縦47.0cm
横82.3cm
縦53.0cm
横38.0cm