枇杷の葉に蝸牛置物(びわのはにかたつむりおきもの)
金沢の銅器会社製作とされるカタツムリの置物。あまりに写実的なため、生きているカタツムリを蝋型にとったという逸話も残されている。
銅器会社は、1877(明治10)年維新後職を失った金工師と金工技術の保護ならびに殖産興業を期して、金沢長町川岸に水野光春、山川孝次、平岡忠蔵らを頭取として設立された。同11年にパリ万国博覧会に出品したのを機にヨーロッパ市場への輸出を開始し、加賀象眼の名を高めた。
- 時 代
- 明治
- 寸 法
- 幅7.5cm
長18.0cm
高8.5cm