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金彩色絵兼六園図湯呑(きんさいいろえけんろくえんずゆのみ)

 金彩と色絵の技法で兼六園の景観を細密に描いた湯呑茶碗。内側は細字で「題明治於記念標」が31行にわたって書かれる。
 高台(こうだい)内に「大日本九谷 清閑」の銘があることから、1835(天保6)年に金沢に生まれ、1921(大正10)年に亡くなった清水清閑(しみずせいかん)作と分かる。彼は明治時代初期に横浜や神戸を往来して九谷焼(くたにやき)の海外輸出に尽力し、1876(明治9)年に金沢市石浦町に店舗を構えた。

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時 代
明治時代
寸 法
口径6.6cm
高7.0cm
作 者
清水清閑
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