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鋳銅猩々薄端(ちゅうどうしょうじょううすばた)

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 猩々とは中国の想像上の怪獣で、人に似て、声は小児、長い朱色の毛をはやし、酒を好むという。薄端は広口の上皿の中央に生け口の筒のある金属製の花器をいうが、この作は大盃を薄端に見立てている。酒に酔う満足げな猩々の表情がなんともいえず、見る者を嬉しくさせる。作者の横河氏は代々が金沢の油木山で活躍した鋳物師である。

時 代
江戸時代
寸 法
径51.0cm
高40.0cm
漆塗台:幅85.0cm
    奥行41.0cm
    高21.0cm
作 者
横河永定
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