能登国福浦湊佐渡屋諸国客船帳(のとのくにふくうらみなとさどやしょこくきゃくせんちょう)
佐渡屋は福浦湊の大澗に臨む日和山の崖下で営業し、元祖が佐渡国赤泊出身であったことから佐渡屋を名乗ったと伝える。
本史料は大小2冊からなる横帳で総数1,120頁におよび、1729(享保14)年から1923(大正12)年までの約200年間にわたって、43ヶ国1,864艘の客船を記録している。項目は各国ごとに寄港年月日、船籍港、船主、船名、帆印、船頭名などを記載しており、明治以降の西洋船については船体のスケッチを載せている。天保から明治前半までの記録が豊富であり、地域では佐渡が最も多く、次いで出雲・因幡・伯耆・能登・隠岐などの日本海側(西廻り航路沿い)の諸国が続く。
- 時 代
- 江戸時代~大正時代 18~20世紀
- 寸 法
- ①縦13.8cm
横21.0cm
厚12.0cm
②縦8.5cm
横13.0cm
厚5.5cm