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遠山に家屋図縁頭(とおやまにかおくずふちがしら)

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 縁頭(ふちがしら)とは刀剣に付属する刀装具で、頭(かしら)は柄(つか)に付き、縁(ふち)は鐔(つば)と接する部分に付く。頭は鉄打出地(うちだしじ)に金・銀象嵌(ぞうがん)で遠山に家屋を描き、縁も同じ手法で笹に鳥を表現する。
縁には「桑村源左衛門/元文二年克久」の刻銘があるが、桑村克久(くわむらかつひさ)は源左衛門と称し、桑村家中興の祖と仰がれる。1694(元禄7)年に金沢に生まれ、のちに出家して序休(じょきゅう)と号する。

時 代
1737(元文2)年
寸 法
幅2.2cm
奥行3.8cm
作 者
桑村克久
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