辰巳養水路全絵図(清水家資料)(たつみようすいろぜんえず(しみずけしりょう))
清水家は、加賀藩政下にあっては八家の一つ長家の家臣として書物役であったと伝えられ、明治期にはその職能を買われて市の職員として勤務、博覧会などの運営に携わってきた家である。
資料個々で特筆すべきは希少な絵図類が多く含まれていることである。中でも江戸屋敷の三屋敷が揃っている(No.4~6)。また、辰巳養水路全図は明治期に町会などで取水が許可された水戸番号が記されており、本館所蔵の2点の辰巳用水絵巻とともに辰巳用水の歴史を語る貴重な1点である。
- 時 代
- 江戸時代~昭和時代