初午画賛(成田蒼虬句、梅田年風画)(はつうまがさん(なりたそうきゅうく、うめだとしかぜが))
「はつうまや人のきほひをふく野風」という成田蒼虬(なりたそうきゅう)の句に、梅田年風が「幣を持った猿を背中に載せた牛の手綱を狐が牽く」画を描いたもの。
箱の蓋裏には1829(文政12)年の放下庵の筆写として、「若草や家のうしろは狐穴」という固来(森下屋甚兵衛)の句を載せている。19世紀初頭の金沢町人の文化水準の高さを誇る格好の資料である。
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- 時 代
- 江戸時代 19世紀
- 寸 法
- 全体:縦197.0cm
横51.3cm - 作 者
- 成田蒼虬
梅田年風