和歌巻子(山本源右衛門)(わかかんす(やまもとげんえもん))
加賀藩で珍重された書家山本源右衛門基庸(やまもとげんえもんもとつね)の書巻。源右衛門が師と仰ぐ日亮大徳の求めに応じて作成したもの。1724(享保9)年7月の成立。内容は、前半は「続観世音経偈三十三首和歌(ぞくかんぜおんきょうげさんじゅうさんしゅわか)」を、後半は「法華経二十八品和歌(ほけきょうにじゅうはちほんわか)」を書いている。いずれも歌学にとっては重要な意味を持つもので、写本としても興味深い。
- 時 代
- 1724(享保9)年
- 寸 法
- 縦29.5cm
横790.5cm - 作 者
- 山本基庸