星曼荼羅(ほしまんだら)
1幅。絹本著色。
北斗曼荼羅とも呼ばれ、除災や延命を祈る北斗法の本尊として祀られた。その形によって方曼荼羅と円曼荼羅の2種類がある。これは三重院からなる方曼荼羅で、一重目の内院には仏頂尊の中でも大日金輪と並び最高の仏とされる釈迦金輪を須弥山の上に描き、上・中・下段に九曜を、中・下段の間に北斗七星を配する。第二院には黄道十二宮を、第三院には二十八宿を配している。
箱書などから越前側の白山信仰の拠点である平泉寺の南谷賢聖院に伝わり、松尾山西念寺の貫龍が修補したことがわかる。
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- 時 代
- 室町時代 16世紀
- 寸 法
- 縦81.0cm
横36.5cm