加賀藩江戸本郷邸泥絵(かがはんえどほんごうていどろえ)
1面。紙本著色。
江戸の加賀藩上屋敷である本郷邸を描いたもので、本郷通りを南側から遠近法を用いとらえている。加賀藩13代藩主前田斉泰に嫁がれた溶姫(景徳院)の御殿が描かれていることから、興し入れした1827(文政10)年以後の景観である。江戸の名所として衆目を集めていたことがわかる。
泥絵は顔料を胡粉と混ぜた絵の具で描いた量産品の絵画である。主に土産品として描かれ売られた。
- 時 代
- 江戸時代 19世紀
- 寸 法
- 縦30.9cm
横46.8cm