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金沢城二ノ丸絵図巻写(かなざわじょうにのまるえずまきうつし)

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 小書院の付書院絵図、納戸構襖図によると、小書院の両側に設置された付書院のサイズや隣接する「牡丹の間」側に帳台構を配置した平面プランは、江戸時代後期の文化の大火後に再建された金沢城二ノ丸御殿小書院付近と一致する。
 図面の部屋名称はどれも金沢城二ノ丸御殿のものと一致しており、奥の空間の呼称として「御広式」を使うのは前田家の御殿の特徴である。従って、本資料は金沢城の図面である可能性が高く、欄間図も大ぶりの欄間で金沢城御殿の意匠の可能性を有している。

時 代
江戸時代
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