前田宗辰画像幅(まえだむねときがぞうふく)
1幅。絹本著色。
加賀藩7代藩主前田宗辰の画像。宗辰は6代藩主前田吉徳の長男で、母は浄珠院、1725(享保10)年4月25日金沢に生まれる。幼名を勝丸、後に犬千代、叉左衛門利雄と称した。1736(元文元)年6月28日、正四位下左近衛権少将兼佐渡守に叙任、将軍徳川吉宗の偏諱を賜り宗辰と改めた。1745(延享2)年7月25日、家督相続を命じられ、次いで加賀守に改称、左近衛権衛中将となったが、1746(延享3)年12月8日22歳で江戸にて没した。この画像は生母にあたる浄珠院(吉徳側室)の実家である上坂家に伝わり、筆者の渡辺与左衛門は浄珠院の妹の夫である。
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- 時 代
- 江戸時代 18世紀
- 寸 法
- 縦101.5cm
横36.8cm - 作 者
- 渡辺与左衛門