蔵宿縄屋文書(くらやどなわやもんじょ)
蔵宿は、加賀藩が藩士に与えた知行米の収納、管理、売却を行った町人(商人)である。この縄屋は金沢の下堤町にあった。1000点を超える資料群は金沢町人の資料としても稀少である。18世紀後半には米仲買であったとみられ、蔵宿としては1823(文政6)年が初見とみられる。1842(天保13)年には扱い高4500石で蔵敷90石を得、1857(安政4)年には5000石で100石、1867(慶応3)年には5300石で106石を得るという経営規模であった。
- 時 代
- 江戸時代~明治時代