畠山義総関係文書(はたけやまよしふさかんけいもんじょ)
能登畠山氏の全盛時代を築いた畠山義総(はたけやまよしふさ)の文芸活動を伝える貴重な史料。書状10通からなり、9通は能登守護畠山義総から三条西実隆(さんじょうにしさねたか)家に宛てたもので、1通は越前朝倉氏の次男朝倉景高(かげたか)が三条西家に宛てたものである。これらの書状から、畠山義総が京都の三条西家から「源氏物語」や「史記」「八代集」といった書物を借りて筆写していたことがわかる。書状は三条西家で貼り継がれて巻子状となり、その紙背を利用して「除目抄」などが筆写されていた。
- 時 代
- 戦国時代 16世紀前半
- 寸 法
- 縦15.0~19.0cm
横42.5~48.8cm - 文化財
- 石川県指定文化財