豊臣秀吉朱印状(とよとみひでよししゅいんじょう)
1595(文禄4)年に蒲生氏郷(がもううじさと)が急死したことを受け、豊臣秀吉が蒲生家重臣の蒲生左文(郷可(さとよし))に発給した書状。日付の部分に秀吉の朱印が捺されている。遺領相続にあたって、当初は会津領を没収して靏千代(秀行)に近江2万石を与えることになっていたが、利家らが尽力し徳川家康の息女を正室に迎えることを条件に襲封が許された。蒲生家の相続問題は、前田利家が豊臣政権内で大きな影響力を行使した重要な案件であった。
- 時 代
- 桃山時代 1595(文禄4)年
- 寸 法
- 縦46.4cm
横64.8cm