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大般若経(だいはんにゃきょう)

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 輪島市の八幡寺(やはたじ)が所蔵する大般若経は、全600巻のうち585帖が遺存しており、それらのうち167帖が奥書を有している。1206(元久3)年、能登国珠洲郡若山荘大谷に居住する平兼基の発願によって書写が始められてから、珠洲郡高座山の社僧らの協力により進められ、1212(建歴2)年に町野荘の八幡宮(別当八幡寺)に奉納されたことが奥書などから判明しており、鎌倉時代における能登の宗教文化をうかがう重要な資料といえる。

時 代
鎌倉時代~室町時代 13~15世紀
寸 法
縦25.0cm
横11.0cm
文化財
石川県指定文化財
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