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化粧道具(けしょうどうぐ)

 金沢の富家に伝わった女性の化粧道具。
 櫛台は引き出しのついた台の上に盆状の天板を付けたもので、整髪に関わる化粧品を納める。油桶、鬢水入、化粧香合各1点が付属する。その他、柄鏡を納める鏡箱、柄鏡を立てかけて使う鏡立、手水道具である耳盥と台輪、化粧道具を納める手箱、小広蓋がある。いずれも黒漆塗に金蒔絵で梅花の文様が施されるが、台輪のみ梅花に松葉の意匠である。江戸時代の婚礼調度の様式がうかがえる。

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時 代
江戸時代末期
寸 法
櫛台:幅35.0cm
   奥行23.0cm
   高35.4cm(付属品は省略)    
耳盥:直径26.1cm
   高15.8cm    
台輪:直径27.4cm
   高18.7cm     
鏡箱:長38.5cm
   高3.2cm      
鏡立:幅24.8cm
   長57.0cm
   奥行25.5cm      
手箱:縦17.7cm
   横14.0cm
   高13.0cm      
小広蓋:縦23.2cm
    横23.2cm
    高1.7cm      
採取地
金沢市
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