神功皇后三韓征伐図袱紗(じんぐうこうごうさんかんせいばつずふくさ)
婚礼時の挨拶回りに際し、赤飯や菓子を入れた重箱に掛けて使用したと考えられる。紺青の絹地に刺繍で、鎧姿の神功皇后と皇子を抱いて座る武内宿禰を表す。神功皇后は妊娠中の身で朝鮮半島に出兵し、その帰路で後の応神天皇を生んだとされ、安産・子育ての神として信仰されている。嫁ぎ先で子宝に恵まれるようにとの願いをこめてあつらえたものと思われる。
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- 時 代
- 江戸~明治時代
- 寸 法
- 縦77.3cm
横68.0cm - 採取地
- 鳳珠郡穴水町