薬種商看板(やくしゅしょうかんばん)
烏犀円(卒中に効用)は17世紀から調製販売されたもので、耆波万病延(諸病に効用)、紫雪(諸病に効用)などとともに三昧薬といわれ、加賀藩の秘薬として軍用にも携帯された。
本資料は黒漆塗りの木板の上部に「本家」、右に「加州金澤上尾張町南側」、中央に「烏犀圓」、左に「希清軒福久屋景壽製」と刻まれている。福久屋は1669(寛文9)年、5代目のとき薬種商売を開業。「希清軒」「景壽」は、薬種商を営む以前から福久屋に出入りしていた奥村壱岐守が贈った号である。
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- 時 代
- 江戸時代
- 寸 法
- 縦84.0cm
横77.0cm
厚2.1cm