食事用具(めんぱ)
地方名 : メンパ
主に出作りに出る時の弁当入れとして用いられた曲げ物の容器。ケヤキの曲げ物をカンバの皮で結び、ウツギの木釘とケヤキの挽屑(ひきくず)にコクソ(ガマの穂)を合わせ、漆に混ぜ込んだもので留める。容量により一番(約7合)から五番(約3合)まであり、蓋と身にぎっしりとヘーママ(稗飯)を詰め込み、表面を重ね合わせて持ち運んだ。おかずには味噌、ニンニク、煮しめ、漬物、山菜などがあった。
- 時 代
- 大正時代~1965(昭和40)年頃
- 寸 法
- 直径14.0cm
高8.4cm - 採取地
- 白山市(旧白峰村大道谷)
- 文化財
- 重要民俗文化財