令和2年度秋季特別展 加賀藩江戸屋敷―本郷邸の儀礼とくらしー
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新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催が延期となりました。
趣 旨
江戸時代、政治の中心地である江戸には諸大名の屋敷が整備されます。加賀藩では本郷に構えた屋敷が江戸での拠点として長く機能しますが、そこは藩主から足軽にいたる数千人もの人間が暮らす場であったと同時に、将軍の御成や藩主正室の御輿入れなど、江戸時代の前田家が大名として存在していく上で不可欠な行事の場にもなりました。
本展では、本郷邸が本格的に整備される契機となった寛永6年(1629)の将軍徳川家光・大御所秀忠の御成や、前田家13代斉泰の正室・溶姫の御輿入れに注目し、江戸の大名屋敷が果たした機能に迫ります。また、東京大学による長年の調査で出土した考古資料を中心に、加賀藩の江戸屋敷での暮らしもあわせて紹介します。
展示構成
序章 本郷邸の沿革 1章 御成―将軍を迎える― 2章 大名の婚礼―姫君を迎える― 3章 掘り出された日常 4章 大江戸の華・加賀鳶 主な出品資料
重要文化財 十五首和歌 安貞元年
(1227)公益財団法人
前田育徳会蔵重要文化財 茄子茶入 銘富士 中国南宋
(12-13世紀)公益財団法人
前田育徳会蔵重要文化財 枕草子 附雲形蒔絵箱 鎌倉時代 公益財団法人
前田育徳会蔵重要文化財 洞庭秋月図(どうていしゅうげつず)
玉澗(ぎょっかん)筆中国南宋
(12-13世紀)文化庁蔵 重要文化財 百工比照(ひゃっこうひしょう) 江戸時代 公益財団法人
前田育徳会蔵石川県
指定文化財御成一巻(おなりいっかん) 江戸後期 金沢市立玉川図書館蔵 石川県
指定文化財本郷邸御住居御飾附等留 江戸後期 金沢市立玉川図書館蔵 黒漆塗葵紋に若松唐草散し蒔絵 化粧道具 江戸後期 個人蔵 加賀藩邸跡出土品 江戸時代 東京大学埋蔵文化財
調査室蔵江戸図屏風(肉筆模写) 原本江戸前期 国立歴史民俗博物館蔵 ほか約200点
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- 会 期
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- 時 間
- 9:00~17:00
- 会 場
- 特別展示室 企画展示室
- 観覧料
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一般1000(800)円 大学生800(640)円 高校生以下無料
※( )は20名以上の団体料金/65歳以上の方は団体料金
- 主 催
- 石川県立歴史博物館
- 特別協力
- 東京大学埋蔵文化財調査室、北國新聞社