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2019年度春季特別展「いしかわの神々ー信仰と美の世界ー」

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里山・里海そして奥山の恵みにあずかる私たちのふるさとでは、古来よりさまざまな神々と寄り添う暮らしがありました。その信仰は、明治の神仏分離まで仏教と互いに影響し合い融合しながら育まれてきました。

そこで本展では、これまで人目に触れることなく大切に守り伝えられてきた神像や、神と一体視された仏像などの選りすぐりの遺宝を展観し、神と仏を等しく崇めてきた信仰の歴史と美の世界をみつめます。

みどころ

  1. 門外不出の神像が1000年の扉をひらく

    木造 久麻加夫都阿良加志比古神坐像
    平安後期 久麻加夫都阿良加志比古神社蔵 重要文化財

    平安時代に造像されてから一度も外に出たことのない、久麻加夫都阿良加志比古神社(くまかぶとあらかしひこじんじゃ)の神像(重要文化財)が特別出品されます。

  2. 期間限定展示!白山に坐す気高き女神

    絹本著色 白山三社神像(部分)
    鎌倉時代 白山比咩神社蔵 重要文化財
    (展示期間 4/27~5/17)

    白山比咩神社が所蔵する、白山の女神像(重要文化財)を期間限定で公開します。実物の展示は4/27(土)~5/17(金)のみです。

  3. 大迫力!日本最大級の懸仏(かけぼとけ)

    懸仏とは、神鏡に顕れた仏を表現したものです。かつて氣多大社に祀られていた前田家ゆかりの懸仏は、なんと1メートル超えの大きさで、そのスケール感を間近にご覧いただけます。

    • 銅板打出 日輪懸仏
      安土桃山時代 正覚院蔵  羽咋市指定文化財
    • 銅板打出 十一面観音立像懸仏
      安土桃山時代 正覚院蔵
  4. 飛鳥時代後期の秘仏を初公開

    銅造 菩薩立像 飛鳥時代 西光寺蔵

    鳥取県の大山寺に伝わる銅造観音菩薩立像(重要文化財)の「そっくりさん」ともいわれています。

  5. 発掘されたばかりの僧形神像

    金沢市千田北遺跡は、国内初の金箔付き笠塔婆の出土などで話題となっている考古学界注目の遺跡です。同遺跡から出土した僧形神像は現在、保存処理が進められており、5月18日(土)から展示予定です。

  6. 石川の貴重な神々の秘宝を一挙公開

    木造 阿弥陀如来坐像 平安時代 正覚院蔵 重要文化財

    重要文化財14件22点(附1点含)、石川県指定文化財14件53点をふくむ故郷の神々の秘宝100件余りを展示。このまたとない機会に石川の神々の歴史と信仰の美をご堪能下さい。

  • 木造 男神像 5躯のうち
    鎌倉時代 須須神社蔵 重要文化財
  • 絹本著色 印鑰明神垂迹図(部分)
    室町時代 印鑰神社蔵 石川県指定文化財

※本ページの画像の無断使用を禁じます。

主な展示品展示総数 304点

重要文化財埴輪 襷がけ袈裟衣の女子小松市
重要文化財木造 久麻加夫都阿良加志比古神坐像久麻加夫都阿良加志比古神社
重要文化財木造 男神像(3躯)須須神社
重要文化財木造 阿弥陀如来坐像正覚院
重要文化財絹本著色 白山三社神像白山比咩神社
重要文化財黒漆螺鈿鞍白山比咩神社
重要文化財紙本墨書 白山縁起白山比咩神社
重要文化財木板彩画 懸仏(6面)髙爪神社
重要文化財木造 獅子頭津波倉神社
石川県指定文化財木造 阿弥陀如来坐像龍護寺
石川県指定文化財絹本著色 印鑰(いんにゃく)明神垂迹図印鑰神社
石川県指定文化財絹本著色 愛宕明神像七尾美術館
石川県指定文化財板絵 三十六歌仙額(36面)尾﨑神社
七尾市指定文化財木造 随身像(一対)久麻加夫都阿良加志比古神社
羽咋市指定文化財銅板打出 日輪懸仏正覚院

重要文化財:14件22点、石川県指定文化財14件53点、福井県指定文化財3点

出品一覧(PDF:288KB)



会 期
2019年4月27日(土)~2019年6月2日(日)  
時 間
9:00~17:00(展示室への入室は16:30まで)  
会 場
特別展示室 企画展示室 
観覧料
一般800(640)円、大学生640(510)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金、65歳以上は団体料金
 特別展・常設展セット券 一般880円、大学生700円 
関連イベント
記念講演会「能登の神像彫刻とその周辺」 5月11日(土) 13:30~15:00詳しく見る
歴史遺産セミナー「気多神(けたのかみ)の原像を探る」(仮称) 5月25日(土) 13:00~17:00詳しく見る
2019年度春季特別展 展示解説 5月6日(月・振) 13:30~14:30詳しく見る
2019年度春季特別展 展示解説(追加実施) 5月31日(金) 13:30~14:30詳しく見る
 
主 催
石川県立歴史博物館
特別協力
北國新聞社
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