第30回 石川の歴史遺産セミナー「金沢歌舞伎と茶屋街の芸」
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趣 旨
三都を中心とした大都市で発達した歌舞伎は、地方の城下町や門前町へと広がり、金沢では、犀川、浅野川川岸や寺社において盛んに芝居興行がなされ、近代には市街中心部に芝居小屋が建てられ賑わいを見せた。
これまで金沢の歌舞伎については、加賀藩と芝居の禁制、文政2(1819)年に開設された川上芝居、近郊寺社などでの芝居興行を中心に研究がなされてきた。今回はそれらの実績をふまえ、近世の加賀藩領内における歌舞伎について再検証をするとともに、近代以降の動向として、歌舞伎の影響を受けた茶屋街の芸能や今様能狂言など、その後継をなす事例を紹介し、知られざる金沢歌舞伎の世界に迫りたい。
日 程
- 13:00~13:10
- 趣旨説明・講師紹介
- 13:10~14:00
- 塩川 隆文氏(金沢市立泉野図書館 主任主事)
「近世金沢の芝居興行」 - 14:10~15:00
- 髙久 舞氏(國學院大學文学部 兼任講師)
「茶屋街の芸の系譜・芸妓の芸能」 - 15:10~16:00
- 石山 祥子氏(島根県教育庁文化財課島根県古代文化センター 研究員)
「能と歌舞伎の折衷芸能のゆくえ
-泉祐三郎一座の活動と展開-」 - 16:05~17:00
- パネルディスカッション
司会:大井 理恵(当館学芸主任)
パネラー:塩川 隆文氏・髙久 舞氏・石山 祥子氏・藤井 讓治(当館館長) - 17:00
- 閉会
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- 日 程
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2018年11月25日(日)
- 時 間
- 13:00~17:00
- 会 場
- ワークショップルーム (当館第2棟2階)
- 参加費
- 無料
- その他
連絡先
石川県立歴史博物館 学芸課
〒920‐0963 石川県金沢市出羽町3‐1
TEL:076-262-3238/FAX:076-262-1836
E-mail:rekisi02@pref.ishikawa.lg.jp
- 定 員
- 80名(先着順)