秋季特別展「禅の心とかたち―總持寺の至宝―」
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石川県立歴史博物館 平成29年度秋季特別展
開祖瑩山紹瑾禅師七〇〇回 二祖峨山韶碩禅師六五〇回遠忌記念
禅の心とかたち―總持寺の至宝―趣 旨
現在の輪島市門前にある總持寺祖院は、かつて永平寺に並ぶ大本山總持寺として、全国に1万6千もの末寺を持つ大寺院でした。明治31年(1898)に火災のため伽藍のほとんどを焼失し、その後横浜市鶴見に拠点を移しましたが、地元の人々の努力により、その跡地は祖院として復興し今に至ります。
そもそも總持寺は、加賀・大乗寺二世で羽咋・永光寺(ようこうじ)開山の瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)が鎌倉時代の元亨元年(1321)、門前の諸岳寺(もろおかでら)観音堂を禅宗に改めたことに始まります。二世の峨山韶碩(がさんじょうせき)の代に基礎が固まると、その弟子たちは全国各地に進出し、曹洞宗大本山として発展していきました。
今回の展覧会では、瑩山・峨山両禅師の遠忌を記念して、およそ50年ぶりに總持寺の至宝が里帰りします。祖院・永光寺の寺宝も併せて出品し、石川で育まれた總持寺の歴史と文化をご紹介します。
主な出品資料
◎=重要文化財 □=県文 △=市文
公開 資料名 時代 所蔵者 △観音菩薩坐像 鎌倉~南北朝時代 大本山總持寺祖院(輪島市)
通常秘仏□瑩山紹瑾坐像 鎌倉時代 永光寺(羽咋市) 前期 ◎瑩山紹瑾画像 鎌倉時代 大本山總持寺(横浜市) □峨山韶碩像 室町時代 龍澤寺(福井県あわら市) ◎観音堂縁起 瑩山紹瑾筆 鎌倉時代 大本山總持寺(横浜市) ◎洞谷山置文 瑩山紹瑾筆 鎌倉時代 永光寺(羽咋市) △前田利家像 江戸時代 大本山總持寺(横浜市) 前期 ◎前田利家夫人像 江戸時代 大本山總持寺(横浜市) 後期 ◎提婆達多像 朝鮮・高麗時代 大本山總持寺(横浜市) 後期 □浪龍図 中国・元時代 大本山總持寺祖院(輪島市) □金銅五鈷鈴 鎌倉時代 大本山總持寺祖院(輪島市) □桃尾長鳥鎗金手箱 中国・明時代 大本山總持寺祖院(輪島市) ほか約170点
展示替え資料一覧
◎=重要文化財 □=県文
前期 後期 宝珠 西有穆山画賛 不倒達磨図屏風 鈴木松年筆 達磨大師 九鬼隆一画 日置黙仙賛 達磨大師 石川素童画賛 峨山韶碩像(大本山總持寺蔵) □峨山韶碩像(越前市 龍泉寺蔵) □頻婆娑羅王像・韋提希夫人像 ◎提婆達多像 □浪龍図 風外慧薫墨跡 獅子之図 風外本高筆 ◎前田利家夫人画像 前田利家夫人像(複製) ◎瑩山紹瑾像 -
- 会 期
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2017年9月16日(土)~2017年11月5日(日)
前期: 9月16日(土)~10月11日(水) 後期:10月12日(木)~11月 5日(日)
※会期中、展示替えを行います
- 時 間
- 9:00~17:00(展示室入室は16:30まで)
- 休館日
- ※会期中無休
- 会 場
- 特別展示室 企画展示室
- 観覧料
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一般800(640)円、大学生640(510)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金 ※65歳以上は団体料金
〈特別展・常設展セット券〉 一般880円、大学生700円
- 関連イベント
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記念講演会「曹洞宗の頂相(ちんそう)画 重要文化財 瑩山紹瑾像(總持寺所蔵)を観察する詳しく見る
ワークショップ 「ミニチュア枯山水(かれさんすい)をつくろう」詳しく見る
第28回石川の歴史遺産セミナー「曹洞禅のひろがりと總持寺」詳しく見る
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ミュージアムウィーク特別講演会「禅とハードル」(講師:為末 大 氏)詳しく見る
- 主 催
- 石川県立歴史博物館・大本山總持寺
- 特別協力
- 北國新聞社
- 後 援
- NHK金沢放送局・北陸放送・石川テレビ放送・テレビ金沢・北陸朝日放送・金沢ケーブルテレビネット・エフエム石川・ラジオかなざわ・ラジオこまつ・ラジオななお