早春の企画展2「村松コレクションの書と絵画」
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藩政時代、金沢で江戸三度飛脚の棟取をつとめた村松家は、現在の七九(しちく)氏の祖父にあたる十二代目の七九氏が美術・骨董に深い理解を示され、郷土史全般、ひいては歴史や文芸に関する膨大な資料を蒐集されました。
現在の七九氏は、当館の前身である石川県立郷土資料館の時代に、古文書をはじめ刷物や絵図・書籍・絵画や書などの軸物、それに器物などと、近世から近代・現代の多岐にわたる数多くの資料を寄贈されました。以後、近年でも単発的に有益な品々を寄せられ、それらは当館の展示や研究活動に大いに活用されています。
本展では、村松コレクションの郷土資料の中から「絵画」を中心に、合わせて「書」を公開し、さらに個人所蔵で携帯筆記用具としての「矢立(やたて)」の逸品をも特別に展示します。
主な展示資料
- 豊干禅師図(ぶかんぜんじず) 矢田四如(やたしじょ)軒(けん)筆 江戸時代 18世紀 本館蔵
- 豊干禅師図(ぶかんぜんじず) 矢田四如(やたしじょ)軒(けん)筆 江戸時代 18世紀 本館蔵
- 喬木雙喜図(きょうぼくそうきず) 村田(むらた)翠(すい)丈(じょう)(千里(せんり))筆 江戸時代 18~19世紀 本館蔵
- 和漢(わかん)朗詠集(ろうえいしゅう) 山本源右衛門(やまもとげんえもん)筆 江戸時代 正徳5年(1715) 本館蔵
学芸員による展示解説
日時: 平成29年2月25日(土) 14:30~
会場: 当館企画展示室
講師: 当館学芸員
※申込不要、要観覧料
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