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炭俵図屏風(すみだわらずびょうぶ)

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 6曲1双。紙本著色。
 俳諧『炭俵』は1694(元禄7)年に刊行された俳諧集2冊で、松尾芭蕉が晩年に到達した「軽み」の境地が最もあらわれ、後の俳壇に影響した。志太野坡、小泉孤屋、池田利牛編である。
 上巻の連句の一部を紙本砂子地に著色で華麗に絵画化するが、句は入っていない。京都の鶴沢探泉に師事し、狩野派の画技を修めた佐々木泉玄(1805~1879)が描いた華麗な絵で、1875(明治8)年、泉玄71歳の筆である。

時 代
1875(明治8)年
寸 法
各縦97.2cm
各横42.0cm
作 者
佐々木泉玄
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